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「元銀行員が明かす」振込コストの削り方。フィンサーバンクとメインバンクの「2口座併用」戦略

メインバンクとの融資関係を維持したまま、振込業務だけをフィンサーバンクに集約する「2口座併用」戦略を解説。90円〜の手数料と月額0円〜で、年間数十万円のコスト削減と内部統制の強化を同時に実現する方法。

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「メインバンクを変える」必要はありません。振込業務だけをフィンサーバンクに集約する「2口座併用」で、既存の融資関係を守りながらバックオフィスだけをDX化できます。

この記事のハイライト内容
経営戦略既存銀行との融資・信頼関係を維持したまま、振込業務だけをデジタル化する「ハイブリッド運用」のメリットを解説
コスト最適化他行宛振込手数料90円〜を活用し、メインバンクのネットバンキング利用料や振込手数料を劇的に削減
リスク分散支払専用口座を分けることでガバナンスを強化し、資金管理の透明性を高める手法を提示

メインバンクを「切り替える」必要はない。これからの「使い分け」戦略

「法人口座を新しく作る=今のメインバンクを解約する」と考えていませんか?

特に地方銀行やメガバンクと融資取引がある経営者にとって、口座の解約は担当者との関係性や将来の資金調達への影響を考えると、非常にハードルが高い決断です。

2026年、賢い経営者が選んでいるのは「乗り換え」ではなく役割による使い分けです。

  • メインバンクの役割:融資の相談、現金の預け入れ、地域社会との信頼担保
  • フィンサーバンクの役割:日々の振込、請求書のデータ化、支払業務の効率化、コスト削減

このように銀行を「機能別」に使い分けることで、既存の信頼関係を一切壊すことなく、バックオフィスだけを最新のDX環境へとアップデートすることが可能です。

併用(2口座運用)がもたらす、3つの圧倒的な財務的メリット

銀行を使い分けることは、手間を増やすことではなく、利益を守るための「攻めの守り」です。

① 年間数十万円の振込手数料を即座に利益へ

メインバンクの他行宛振込手数料(330円〜660円)を使い続けることは、もはや「経営上の機会損失」です。振込専用口座としてフィンサーバンク(90円〜)を活用するだけで、手数料の80%近くを削減できます。

比較項目メインバンク(他行宛)フィンサーバンク
振込手数料330円〜660円90円〜
月額基本料2,200円〜5,500円0円
振込準備時間1件あたり平均5分(手入力)1件あたり数秒(自動)

月100件の振込がある企業:年間約40万円の純利益が積み上がる

② ネットバンキング月額利用料の節約

多くの金融機関では、法人向けネットバンキングの利用だけで月額2,200円〜5,500円程度の固定費がかかります。振込業務をフィンサーバンク(月額基本料0円〜)に移すことで、メインバンク側の有料オプションを解約、あるいは安価なプランへダウングレードできるケースがあります。

③ 支払業務の「ガバナンス」と「透明性」の向上

「預金用口座」と「支払用口座」を分けることは、内部統制の観点からも非常に有効です。フィンサーバンクを「支払専用」にすることで、いつ、誰に、何のために振り込んだかが、AI-OCRで読み取った請求書原本とセットで記録されます。

メインバンクの通帳が支払履歴で埋まるのを防ぎ、決算時の照合作業も劇的に楽になります。

実践!メインバンクを活かした「スマート併用フロー」

2口座を運用するのは決して難しくありません。以下の3ステップをルーチン化するだけです。

  1. 資金の移動:月の初めや振込予定日に、メインバンクから「今月の振込総額」をフィンサーバンクへ一度だけ送金する
  2. 請求書の集約:届いた請求書はすべてフィンサーバンクの専用アドレスへ転送。AIが下書きを自動作成する
  3. スマホで一括承認:経営者は移動中や隙間時間にスマホを確認し、一括で承認ボタンを押す

月に一度の資金移動と、日々の承認操作だけ。担当者が複数いるなら、下書き作成と承認を分業することでさらに効率化できます。

2026年、銀行選びは「付き合い」から「効率」の時代へ

北國銀行のインフラを活用しているフィンサーバンクなら、他行からの振込先としても十分な信頼性があります。「地銀の堅牢さ」という安心感は維持したまま、「スマホで完結する軽快さ」を手に入れる。

メインバンクを変えずに、銀行業務の不満だけを解消する。この「2口座併用」こそが、リソースの限られた中小企業やスタートアップにとって、最もリスクが低く、リターンの大きいDXの第一歩です。

まとめ

フィンサーバンクは「メインバンクの代替」ではなく「振込専用のサブ口座」として設計されています。融資・預金はメインバンクのまま、日々の振込業務だけをフィンサーバンクに集約することで、年間数十万円のコスト削減・内部統制の強化・経営者の時間創出を同時に実現できます。2口座を持つことで管理が増えるのではなく、むしろ役割が明確になり、財務の透明性が上がります。

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よくある質問

Q. フィンサーバンクとは何ですか?

A. フィンサーバンクは、北國銀行(金融機関コード:0146)のデジタル専用支店「フィンサー支店(支店コード:551)」として運営される法人向けクラウドバンキングサービスです。AI-OCRによる請求書の自動読取、スマートフォン承認、ワークフロー管理などを備え、他行宛振込手数料は90円〜。メインバンクを変えずに「振込専用のサブ口座」として全国どこからでもオンラインで開設・利用できます。

Q. メインバンクの担当者に「他行を振込に使っている」と知られると不利になりますか?

A. いいえ。むしろ事務の効率化やコスト意識が高い経営者として、合理的な判断を評価されるケースが増えています。融資に必要な「現金の流れ(事業実態)」はメインバンク側で把握できていれば、振込の効率化は経営改善の一環として説明可能です。

Q. 2つの口座を管理すると、残高確認などが面倒になりませんか?

A. フィンサーバンクは主要なクラウド会計ソフト(マネーフォワード、freee等)とAPI連携しています。メインバンクとフィンサーバンクの両方を会計ソフトに同期させれば、一つの画面で全口座の資金状況をリアルタイムに把握でき、むしろ管理は楽になります。

Q. 振込専用として使う場合、手数料以外のメリットは何ですか?

A. AI-OCRによる「手入力ゼロ」と、スマホでの「どこでも承認」です。メインバンクのシステムでは難しい「場所と時間からの解放」が、経営者の時間を創出する最大のメリットになります。請求書原本と振込データが常にセットで保存されるため、決算・税務調査時の証憑管理も大幅に楽になります。

金和 昇汰

著者

金和 昇汰

株式会社f9k セールス

近畿大学経営学部を卒業後、2015年に大阪シティ信用金庫に入庫。リテール営業及び融資業務に従事。2022年に日本政策金融公庫へ入社し、スタートアップ・中堅中小企業向け法人融資業務に従事。2025年より株式会社Finswer・f9kに参画。

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