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元銀行員の財務責任者が既存IBからの乗り換えを決めた2つの理由——多店舗展開企業が工数70%削減を実現するまで

元銀行員の財務責任者が既存IBへの限界を感じ乗り換えを決めた2つの理由を解説。手入力によるミスリスクと硬直した承認フローという構造的問題と、多店舗展開企業が工数70%削減を実現した経緯を紹介します。

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「銀行の仕組みは誰よりも分かっているつもりだった。でも、使う側になって初めて、その不親切さが身にしみた」

そう語るのは、かつて銀行員として勤務し、現在は全国に多数の店舗を展開する急成長企業の財務責任者を務める男性です。銀行システムの「内側」を知り尽くしているからこそ、既存のインターネットバンキング(IB)が抱える構造的な問題が、より鮮明に見えると言います。

毎月の振込業務のたびに感じる「使いにくさ」は、担当者のスキル不足でも慣れの問題でもありません。長年変わらないシステムの設計そのものに、原因があります。

元銀行員の目線で既存IBの限界を見抜き、新しいサービスへの乗り換えを決断するまでに至った2つの理由と、その結果として多店舗展開企業が実現した工数70%削減の実態を深掘りします。

乗り換えを決めた2つの理由

①「手入力」が招く、終わりのないダブルチェック

請求書の数字をモニターで確認しながら、IBの画面に一文字ずつ金額を打ち込む。多店舗展開企業では、この作業が毎月数百件単位で発生します。仕入先・外注先・家賃・光熱費……支払い先の数だけ、手入力のリスクが積み上がっていきます。

「0」の数を一つ間違えるだけで、組戻し(返金)の手間が発生し、何より取引先からの信頼を損なう。ミスに気づかなかった場合のリカバリコストは、件数が多い多店舗展開企業ほど深刻です。

しかし問題は、ミスが起きたときだけではありません。「間違えていないか」という不安が、入力中ずっと頭の片隅を占領する。その精神的負荷こそが、経理担当者を静かに消耗させていきます。

「元銀行員として、正確さへのこだわりは人一倍強い。それでも、手入力という構造がある限り、ヒューマンエラーのリスクはゼロにならない。このプレッシャーは、単に時間がかかる以上の重荷だった」と彼は言います。

入力後のダブルチェック、さらにはトリプルチェック——確認作業に費やす時間は、業務の非効率さを象徴しています。

② 急成長のスピードに追いつけない、硬直化した「登録・承認プロセス」

多店舗展開の企業は、新規出店のたびに取引先が増えます。新しい仕入先との取引が始まれば、振込先の登録が必要です。しかし既存IBでは、その都度トークンを手に取り、複雑な階層メニューを潜り抜け、承認フローを一から回さなければなりません。

取引先はすぐに支払いを望んでいる。しかしシステムの手続きが、そのスピードを許してくれない——。この「待たせてしまう」ストレスは、担当者だけでなく、取引先との関係にも影響します。

さらに、承認フロー自体も問題です。経営者や上長が承認のたびにシステムにログインし、トークン操作を行う。セキュリティ上の合理性は理解しつつも、意思決定のスピードを求められる急成長企業にとって、この重厚な手続きは確実に成長の足かせになっていました。

「銀行員だった頃は、あの複雑なフローが"当たり前"だと思っていた。でも、事業者側に立つと、それが日々の業務をいかに遅らせているか、身をもって知った」

元銀行員が認めた、新時代の「振込体験」

「目と手」を解放し、ミスという概念を消す

AI-OCRによる請求書の自動読み取りや、CSVデータの流し込みにより、担当者は「数字を打ち込む」作業から解放されます。

人間が行うのは、システムが作成したデータの「確認」だけ。「銀行員として正確さを叩き込まれてきた自分でも、これなら安心して任せられる」と彼が評価したのは、入力ミスのリスクが構造的に排除されている点です。経理担当者の心の守備範囲は劇的に広がります。

マニュアル不要の「直感UI」がもたらす安心感

「銀行システムは難しいもの」という固定観念を打ち破ることができます。

ある導入企業の事例では、IT操作に不慣れな50代の担当者が、一度もマニュアルを読むことなく、独力で給与振込を完結させたというエピソードがあります。多店舗展開企業では店舗数の増加に伴い担当者が入れ替わることも多く、教育コストの削減は経営的にも大きな意味を持ちます。

「迷わない」ということは、「不安にならない」ということ。ログインした瞬間に次にやるべきことが分かるUIは、担当者の自己効力感を高め、組織全体の生産性を底上げします。

乗り換えの結果:工数70%削減の「先」にあるもの

導入前後の比較:振込手数料・月間コスト・工数の変化

新サービスへの切り替えから数ヶ月後、この多店舗展開企業では振込業務の工数が約70%削減されました。

しかし、本当に価値があるのは「浮いた時間」そのものではありません。「神経を削る作業」から解放された担当者が、より付加価値の高い業務に目を向けられるようになったことです。

  • 資金繰りの精緻な分析
  • 経営判断を加速させるレポート作成
  • 取引先とのより良い関係構築

これらは、手入力に神経を使い、承認フローと格闘している間には決して生まれない価値です。

まとめ

元銀行員として金融の世界を知り尽くした財務責任者が、新しいネットバンキングを選んだ理由は、単なるコスト削減(振込手数料90円)だけではありません。「銀行の内側を知っているからこそ分かる、本質的な使いやすさ」が、現場の閉塞感を打ち破ると確信したからです。

もし今、ネットバンキングを開くたびに「使いにくいな」と感じているなら、それはあなたのスキルのせいではありません。システムの限界です。

銀行を知り尽くしたプロが認めた新時代の経理体験を、ぜひ体験してみてください。

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よくある質問

Q. フィンサーバンクってなんですか?

A. 北國銀行(金融機関コード:0146)フィンサー支店(支店コード:551)として提供される、バックオフィスの効率化に特化した新しいネットバンキングサービスです。振込手数料は金額に関わらず一律90円で、請求書のAI-OCR読み取り機能を標準搭載。経費精算・請求書発行・入金消込といった経理業務をひとつのサービスでカバーできる点が特徴です。

Q. 新しいシステムへの切り替えは手間がかかりますか?

A. 既存の振込先データをCSVで一括インポートできる機能を備えており、登録作業の手間は最小限に抑えられます。また直感的なUIにより、担当者向けのトレーニングや業務マニュアルの整備がほとんど不要になるケースも多くあります。

Q. AI-OCRによる請求書読み取りの精度はどの程度ですか?

A. 最新のAI-OCRは、請求書のフォーマットや手書き文字にも対応しており、金額・振込先・支払期日などを高い精度で自動認識します。読み取り結果は担当者が目視で確認するフローとセットで使うことで、入力ミスのリスクをほぼゼロに抑えることができます。

金和 昇汰

著者

金和 昇汰

株式会社f9k セールス

近畿大学経営学部を卒業後、2015年に大阪シティ信用金庫に入庫。リテール営業及び融資業務に従事。2022年に日本政策金融公庫へ入社し、スタートアップ・中堅中小企業向け法人融資業務に従事。2025年より株式会社Finswer・f9kに参画。

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