【経産省の元担当者が解説】法人口座の振込手数料を月10万円削減する方法【2026年版・実例付き】
法人口座の振込手数料を劇的に削減する方法を、実際の導入企業のデータとともに解説します。
法人口座の振込手数料だけで、年間100万円以上を支払っていませんか? 実は、振込先の銀行を変えるだけで、月10万円以上のコスト削減が可能です。本記事では、法人の振込手数料を劇的に減らすための具体的な方法を、実際の導入企業のデータとともに解説します。
「見えないコスト」としての振込手数料
多くの中小企業にとって、振込手数料は「仕方のないコスト」として見過ごされがちです。しかし、実際に計算してみると、その金額は決して小さくありません。
典型的な中小企業の振込コスト
| 項目 | 数値例 |
|---|---|
| 月間振込件数 | 50〜100件 |
| 都市銀行の他行宛振込手数料 | 330〜660円/件 |
| 地方銀行の他行宛振込手数料 | 440〜660円/件 |
| 月間振込手数料(100件×440円の場合) | 44,000円 |
| 年間振込手数料 | 528,000円 |
実際に、全国約170店舗を展開するあるインドアゴルフ練習場では、毎月200件を超える振込を他行宛550円で行っており、月額10万円以上の振込手数料が発生していました。
振込手数料を削減する3つの方法
方法1:ネット銀行・オンラインバンクへの切り替え
最も効果が大きいのが、振込手数料が安いネット銀行やオンラインバンクへの切り替えです。
| 銀行 | 他行宛振込手数料 | 年間コスト(月100件の場合) |
|---|---|---|
| 都市銀行(窓口) | 660円 | 792,000円 |
| 都市銀行(ネットバンキング) | 330円 | 396,000円 |
| 地方銀行 | 440円 | 528,000円 |
| PayPay銀行 | 160円 | 192,000円 |
| 住信SBIネット銀行 | 145円 | 174,000円 |
| GMOあおぞらネット銀行 | 143円 | 171,600円 |
| フィンサーバンク | 90円 | 108,000円 |
フィンサーバンクなら、地方銀行と比較して年間42万円、都市銀行(窓口)と比較して年間68万円以上の削減が可能です。
上記のインドアゴルフ練習場は振込元をフィンサーバンクに切り替えた結果、振込手数料が550円→90円となり、毎月10万円以上のコスト削減を実現しています。
方法2:振込業務のフロー自体を効率化する
手数料だけでなく、振込業務にかかる「人件費」も見逃せません。
従来の振込フローでは、以下のような作業が毎月発生します。
- 請求書の受け取り・仕分け
- 振込情報の手入力(口座番号、金額など)
- 入力内容の目視確認
- 振込の承認・実行
- 振込結果の記録
ある製造業の企業(従業員約50名)では、届いた請求書を一枚ずつ確認し手書きで振込一覧表を作成する作業に丸1日を費やしていました。フィンサーバンクに切り替えたことで、AI読取による自動化が進み準備時間を半日以下に短縮。担当者は「もう以前のやり方には戻れない」と語っています。
💡 筆者の経験から ある導入企業の経営者は「振込手数料のメリットがなくても、OCR機能による効率化だけで月額2万円の価値がある。振込作業に半日かかっていた精神的負担がなくなり、本業に集中できるようになった」と話していました。手数料の削減額だけでなく、**業務負担の軽減という"見えないコスト削減"**も、銀行選びの重要な判断材料です。
方法3:給与振込コストも見直す
従業員への給与振込も、振込手数料が発生するポイントです。
| 銀行 | 給与振込手数料 |
|---|---|
| 都市銀行 | 330〜440円/件 |
| GMOあおぞらネット銀行 | 無料〜(条件あり) |
| 住信SBIネット銀行 | 無料〜(条件あり) |
| フィンサーバンク | 21円/件 |
従業員30名の企業であれば、給与振込だけでも月額数千円〜1万円以上の差が出ます。
実際の導入企業に見るコスト削減効果
ケース1:人材派遣業(従業員6名)
- 課題: 紙やメールで受け取った請求書をExcelに手入力。月末は丸1日を振込作業に費やしていた
- 導入後: 振込作業時間50%削減、振込手数料80%削減
- 担当者の声: 経理専属の担当者がいないからこそ、効率化の効果が大きい
ケース2:繊維商社(従業員10名以下)
- 課題: 地銀のインターネットバンキングで1件440円の手数料。買取申込書を一件ずつ手入力
- 導入後: 振込に関わる工数を70〜80%削減。手書きの買取申込書もAIが正確に読み取り
- 代表の声: 「創業60年の歴史を持つ弊社が、この新しいツールを武器に『第二の創業』を加速させている」
ケース3:インドアゴルフ練習場(約120名・約170店舗)
- 課題: 毎月200件超の振込。手数料550円/件で月10万円以上のコスト。振込データの手入力で3名の経理チームがひっ迫
- 導入後: 手数料90円で月10万円以上の削減。作業時間70%削減
- 財務担当の声: 「圧倒的なコストメリットとユーザー体験の良さが決め手」
ケース4:老舗旅館(従業員約100名・創業150年以上)
- 課題: 毎月100件超の請求書を手作業で処理。五十音順の並べ替えと手入力で1日を費やす
- 導入後: 作業時間50%以上削減、手数料50%以上削減
- 担当者の声: 「単なるツール置き換えではなく、業務時間を生み出し、未来の基盤を作る」
コスト削減シミュレーション
自社の振込手数料削減効果を試算してみましょう。
計算式:
年間削減額 = 月間振込件数 × (現在の振込手数料 − 90円) × 12ヶ月
| 月間振込件数 | 現在の手数料 | フィンサーバンク | 年間削減額 |
|---|---|---|---|
| 30件 | 440円 | 90円 | 126,000円 |
| 50件 | 330円 | 90円 | 144,000円 |
| 100件 | 440円 | 90円 | 420,000円 |
| 200件 | 330円 | 90円 | 576,000円 |
| 300件 | 440円 | 90円 | 1,260,000円 |
フィンサーバンクは月額0円から利用でき、月間100件以上の振込がある企業は、有料プラン(月額5,000円)を利用しても、手数料削減で年間数十万円のコスト削減が見込めます。
フィンサーバンクの安全性について
「手数料が安い=安全性が低い」と心配される方もいますが、フィンサーバンクで開設される口座は北國銀行フィンサー支店の口座です。
- 預金保険制度(ペイオフ)の対象: 預け入れた資金は1,000万円まで全額保護されます
- 金融サービス仲介業登録: 関東財務局(金サ)第12号として正式に登録
店舗を持たないオンラインバンクであるため、店舗運営コストがかからず、その分を手数料の引き下げに還元しているのが、90円を実現できている仕組みです。
まとめ:振込手数料の削減は「すぐにできる」コスト改善
振込手数料の削減は、業務フローの大幅な変更なしに実現できる、最も即効性の高いコスト改善策の一つです。
今すぐできるアクション:
- 自社の月間振込件数と現在の手数料を確認する
- 上記のシミュレーション表で年間削減額を試算する
- フィンサーバンクの無料資料をダウンロードして詳細を確認する
フィンサーバンクは、こちらから無料でお申込みいただけます。
よくある質問
Q. フィンサーバンクへの切り替えに、既存の銀行口座を解約する必要はありますか? A. いいえ。既存口座と併用が可能です。多くの導入企業が、まず振込業務の一部からフィンサーバンクに移行し、段階的に利用を拡大しています。
Q. フィンサーバンクの口座は安全ですか? A. フィンサーバンクで開設される口座は北國銀行フィンサー支店の口座であり、預金保険制度(ペイオフ)の対象です。1,000万円までの預金とその利息が全額保護されます。
Q. 振込の上限金額はありますか? A. 1日あたりの振込上限金額に制限はありません。都市銀行のインターネットバンキングでは1日300万円の上限が設定されている場合がありますが、フィンサーバンクではそのような制限なく利用できます。
Q. 口座開設にはどのくらいの期間がかかりますか? A. 申し込みから最短数日で口座開設が完了します。オンラインで完結するため、店舗への来店は不要です。

著者
田口 周平
株式会社f9k 取締役COO
東京大学法学部を卒業後、2015年に経済産業省に入省。原子力政策や情報政策、省内全体の政策・法令統括や災害対応などを担当した後、2020年4月からはコロナ禍では中小企業向けの金融支援策を担当。約56兆円超の貸出実績となっている実質無利子・無担保融資の制度設計のほか、信用保証制度の運用を担当する。2021年末に経済産業省を退官し、その後株式会社Finswer・f9kの取締役COOに。